2010年7月4日日曜日


中国映画のみかた』
応雄・編著

大修館書店
定価1995円
ISBN:978-4-469-23311-7

第1章 中国映画の流れ <応 雄(イン シオン)>
第2章 女性の表象・表象する女性
 中国式のシンデレラ物語
    ――『遙かなる愛』に見る女性表象の系譜 <韓燕麗(カンエンレイ)>
 張藝謀映画に見る鞏俐
    ――『活きる』を中心に <劉 洋(リュウ ヨウ)>
 中国女性映画監督の系譜 <晏 ☆(アン ニ)>

第3章 革命・倒錯・機械
 接吻と裸体、大義あり
    ――「満映」育ちの監督による「革命映画」 <☆ 濤(パン タオ)>
 傷と法の弁証法
    ――『姉妹花』と『南海長城』におけるマゾヒズム <応 雄(イン シオン)>
 中国の「工業題材映画」に見る機械と人間
    ――アンチ=キートンの映画学 <応 雄(イン シオン)>

第4章 国民映画の風貌
 内モンゴルの表象
    ――共和国初の「少数民族映画」について <韓燕麗(カンエンレイ)>
 国民映画は踊る
    ――『白毛女』の改編、または解体 <応 雄(イン シオン)>
 中国の「正月映画」
    ――馮小剛とローカル・ジャンル映画の行方 <応 雄(イン シオン)>

第5章 ヌーヴェル・ヴァーグのうねり
 毛時期におけるヌーヴェル・ヴァーグの流産
    ――『わんぱく張』『農奴』に見る乖離 <応 雄(イン シオン)>
 文革の記憶と映画 <晏 ☆(アン ニ)>
 汾陽、パリ
    ――賈樟柯映画のパラドックス <応 雄(イン シオン)>

第6章 日中映画交渉の諸相
 劉吶鴎の『永遠の微笑』と日本映画『瀧の白糸』 
<張新民(チョウシンミン)>
 戦争期における華北映画
    ――華北電影股☆有限公司について <張新民(チョウシンミン)>
 霍建起映画と日本
    ――『山の郵便配達』『故郷の香り』をめぐって 
<応 雄(イン シオン)>

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